社員インタビュー

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インタビュー

次はレガシーシステムのモダン化が目標。バックエンドからフロントエンドへと転向したメンバーのSSSでの働き方

次はレガシーシステムのモダン化が目標。バックエンドからフロントエンドへと転向したメンバーのSSSでの働き方

様々なキャリアを積んできたエンジニアにとって、「次に進むべき道」は大きな検討事項のひとつと言えます。経験を積んだからこそ見えてくる今のままでの自分の限界に対して、新たな領域への進出をどのように考えるべきか。

今回は、そんなキャリアの岐路に立ってバックエンドからフロントエンドへの転向を果たし、現在はチームリーダーとして活躍するエンジニアにインタビューしました。

なぜ、技術領域を変えてまで転職したかったのか。SBIシンプレクス・ソリューションズに入社して、具体的にどんなやりがいを感じているのか。じっくりとお話を聞いてきました。

次はレガシーシステムのモダン化が目標。バックエンドからフロントエンドへと転向したメンバーのSSSでの働き方

プロフィール

T.H.

SBIシンプレクス・ソリューションズ株式会社

IT統括推進本部 シニアマネジャー

スピード感と扱う技術の新しさに惹かれてSBIグループにジョイン

まずはこれまでのご経歴と、現在の業務内容を教えてください。

T.H.:大学卒業後、電力関係のシステム子会社に入り、そこで営業システム部門に配属されコールセンターシステムを中心に扱っていました。具体的には、各部門に散らばっているお客様情報を共有するシステムを構築するということで、そちらのデータベースやサーバをはじめ、フロントシステム向けのAPI開発など、バックエンド側に近いところを担当していました。そこに10年ほど在籍した後、もっとフロント側もやりたいと思い、金融系のSES企業へとフロントエンジニアとして入社しました。そこで4年ほど経験を積んだ後、2017年にSBIグループへとジョインしました。現在はWebシステムチームのシニアマネジャーとして業務に従事しています。

前職からの転職を考えたきっかけ/理由を教えてください。

T.H.:何社か証券会社様の案件に入らせていただいたのですが、純粋に「金融系は面白いな」と感じたからです。実はSBI証券の案件にも入ったことがありまして、そこで感じたスピード感や、技術的に新しいものを取り入れる前向きな姿勢が、当時の私にはものすごく新鮮に映りました。

スピード感と言いますと具体的にどのような点が違いと感じましたか?

T.H.:1社目の電力系の会社では、それこそ公共系のシステム開発ということでガチガチのウォーターフォールで、石橋を叩いて渡るような重厚かつ長大な開発プロセスでした。短くて半年、平均で1年半程度でプロジェクトを回すようなものだったので、どうしてもスピード感が出せませんでした。また、扱う技術についても安定重視で、自社開発されていたフレームワークを使うなどの縛りも多かったことから、ネット証券のリリースサイクルの短さやモダンな技術を扱う現場感に魅力を感じました。

業界的に新しい取り組みにも積極的にチャレンジできる

現在の業務内容について、より具体的に教えてください。

T.H.:私のチームではPC向け、スマホ向けのWebシステムの開発を行っています。具体的には、国内株式や外国株式、投資信託などの商品ページや取引画面です。最近ですと、SBI証券のブランドチームから画面デザインの刷新、レスポンシブサイト化の依頼があり、順次対応を進めているところです。

仕事をするにあたって感じている、SBIシンプレクス・ソリューションズならではの魅力としてはいかがでしょうか?

T.H.:転職のきっかけにあったようなスピード感はすごく感じていますが、実際にやっていくと他にも、セキュリティトークンのような新商品の開発や、投資信託の積立買付サービスにおけるクレジットカード対応など、新サービス開発に携われることが非常に面白いです。他社に先駆けて対応できるというのは、大きなやりがいになっています。

金融業界でのシステム開発ということで、難しさとしてはいかがでしょう?

T.H.:やはりスピード感が求められるところです。もちろんお客様のお金を扱うシステムになるので、品質はしっかりと担保する必要があるのですが、そこを犠牲にしない前提でスピード感ある対応が求められるのは、やりがいではありつつも難易度は高いと感じています。

品質とスピードの両立・バランスが難しく、同時にやりがいもある

具体的にワクワクしたエピソードとしてはいかがでしょうか?

T.H.:先にお話ししたセキュリティトークン投資などの新商品、新サービス開発に携われることです。他社に先駆けて、というのはいいですよね。ですがワクワクばかりでもなく、ひりつくこともしばしばあります(笑) 去年までやっていた新NISA対応は、直前まで仕様が変わり得るということで、ローンチギリギリでのFixになりました。世間も「貯蓄から投資へ」のフレーズで熱が上がってきているのも分かるので、時間はなくともシステムとして守るべき仕様はしっかりと守り、品質を保つように努めました。

そのあたりはバランスが難しそうですね。

T.H.:そうですね。スピードと品質はどうしても、ある程度のトレードオフの関係にあります。だからこそチームリーダーとして、求められているものの優先順位を常に意識し、必要に応じてお客様と実装に関する調整をしながら、バランスを考えて開発を進めています。

レガシーシステムのモダン化が喫緊の課題であり目標

これからの目標を教えてください。

T.H.:SBIグループは歴史が長く、システム的にレガシーな部分も多いので、今後はそこにメスを入れてモダン化していきたいと考えています。これまで人力に頼っていた部分に最新の技術を入れることで、例えば監視や障害検知・報告などの運用をなるべく自動化していきたいです。

実際に手を動かすキャリアとマネジメントするキャリアだと、どちらが志向としては強いですか?

T.H.:断然、マネジメントサイドです。現在担当しているシステムには、入社当初は開発エンジニアとして手を動かす側として携わっていたのですが、リーダーになると見る範囲も広くなるので、その分提案できる内容の幅も広がることを実感しています。先ほどもお伝えしたとおり、システムのモダン化に向けては俯瞰した視点での取り組みが不可欠になるので、マネジメントサイドとしてプロジェクトの企画やシステム構成を考えていきたいと思っています。

最後に、今後一緒に働きたい人物像について教えてください。

T.H.:一にも二にも、コミュニケーションが取れる方です。一緒にプロジェクトを担当する中で、「ここは良かった」とか「逆にここは改善の余地がある」など、変に気を遣わず、意見を出し合えるような関係になれる方がいいです。あとは、インシデント発生時に、解決に向けて一緒に努力してくれることも大事だと思います。自分ごととして、前向きな姿勢で一緒に対応してくれる方がいいなと。より良い金融システムの構築に向けて、興味を持ってくださった方はぜひ、エントリーをお待ちしております。

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