インタビュー
自分の出した結果がダイレクトに評価される。SIerに16年間所属したフルスタックエンジニアが語る当社の魅力
当社にはSIer出身のメンバーが多く在籍し、様々なプロジェクトで活躍しています。
今回は、プロダクトへの関わり方に悩んだ末にSIerからSBIグループへとジョインし、自社プロダクトを担当することで大きなやりがいを感じているという、WCS(Web Client Solutions)所属の Y.O. さんにお話を伺いました。
具体的に前職でどんな悩みを抱えており、SBIグループへと転職したことでどんなやりがいを感じているのか。また、今後どのような目標をもって業務に取り組んでいるのか。じっくりとお話を聞いてきました。
プロフィール
Y.O.
SBIシンプレクス・ソリューションズ株式会社
IT統括推進本部 開発1部 マネジャー
国内最大手のネット証券会社で技術者としての実力を試したかった
まずは、現在のお仕事内容について教えてください。
Y.O.:WCS(Web Client Solutions)という部署でフルスタックエンジニアとして、SBI証券の顧客である投資家の方がスマホやパソコンなどのブラウザを通じて使うWebアプリケーションの開発・運用・保守を担当しています。フルスタックなので、フロント周りはもちろん、バックエンドの方も見ています。また、社内メンバーやカスタマーセンターのメンバーなどが利用するシステムの開発なども行っています。
これまでのご経歴についても教えてください。
Y.O.:SIerの会社に16年間在籍し、大企業のプロダクト開発や、組み込み開発、Web開発など、様々な会社のシステム開発経験を積んだ後、2019年9月に退職して、翌月にSBIグループへと入社しました。
16年間在籍されたSIerから転職されようと思った理由を教えてください。
Y.O.:端的にお伝えすると、自分の思っている評価と、会社から下される評価に乖離があると感じたからです。と言いますのも、たまたま運良く仕事をたくさんもらえることもあれば、逆に予算の厳しいプロジェクトで少数精鋭でやり遂げても評価されないこともあるなど、担当するプロジェクトによって評価の前提が変わることが多々ありました。
転職の際に、どのような基準で会社を探されて、SBIグループへのジョインを決めたのでしょうか?
Y.O.:自分のやった仕事を適切に評価してもらえるところとして、自社プロダクトを展開している会社を探しました。また業界としては、昨今の伸びが著しいネット証券に可能性を感じていたので、そこに絞っていきました。その中で、国内最大手のネット証券サービスを提供するSBIグループにて技術者としての実力を試したいと思い、ジョインを決めました。
自社プロダクトには、愛着みたいなものが湧いてくる
金融システムならではの難しさについてはいかがでしょうか?
Y.O.:専門的な金融知識を前提にシステムを組む必要がありますし、一つのミスで投資家の方に多大な損失を与える可能性もあるので、非常に難度が高いなと感じています。特に意識しているのは、セキュリティ関連のところです。金融システムはサイバー攻撃の標的になりやすいので特に意識して取り組んでいます。これまで私が関わったプロジェクトでは大きなインシデントは一度も発生しておらず、これからも発生させないという強い気概をもって取り組んでいます。
前職のように案件ごとに異なるシステムを扱うのではなく、自社プロダクトを扱う点について、どう感じられていますか?
Y.O.:やはり一つのプロダクトに集中できるので、知識として深めやすく、長い目で育てることができると感じています。システムオーナーとして、愛着みたいなものが湧いてきますね。また、他のチームとの連携も時間と共に深めていくことができるので、その分やりやすさも感じています。担当システムは古いものから新しいものまで合わせて40くらいあるので、個人で全システムを詳細まで把握することは難しく、組織力の大事さも感じます。
具体的に組織力を感じたエピソードがあれば教えてください。
Y.O.:新しいプロジェクトが立ち上がるタイミングや、突発的なシステム障害が発生した際に組織力を感じることが多いです。チームメンバーはそれぞれが異なる強みやスキルを持っているので、状況に応じてチーム内で役割分担を行うことで、新しいプロジェクトや、突発的なシステム障害に組織として迅速に対応しています。
ご自身でコーディングなどもされるのでしょうか?
Y.O.:まったくコーディングをしないわけではないですが、機会は減りましたね。入社後、1年くらいはコーディングを頻繁に行っていましたが、現在は基本的には開発ベンダーさんに担当いただいております。ただし、希望すればコーディングをすることも可能です。私の場合は、コーディングに強いこだわりを持っているわけではなかったので、マネジメントの比重が高くなってきています。
今後はチーム管理のためのマネジメントスキルを高めていきたい
これからの目標を教えてください。
Y.O.:先ほどお伝えしたとおり、チームのサブリーダー的なポジションに立つことが多くなってきたので、マネジメントスキルを高め、自チームや開発ベンダー、職場全体に対してポジティブな影響を与えられるようなリーダーシップを発揮していければと考えています。また、古い技術に依存し続けるとセキュリティリスクも高まってくる可能性がありますので、今後もIT技術者として最新の技術を押さえていきたいと思っています。
SBIシンプレクス・ソリューションズの好きなところも教えてください。
Y.O.:年功序列ではなく、皆さんフラットな立場でコミュニケーションしているので、風通しがとてもいいですね。あと、やったらやった分だけ評価してもらえるところも、やりがいに感じています。
評価とは、具体的にはどういうことでしょうか?
Y.O.:前職と比べ、報酬面でも満足していますが、それに加え、上司からの実績に見合った評価や具体的なフィードバックにも満足しています。
SBIシンプレクス・ソリューションズでの仕事を通じて「楽しいな」と感じる瞬間を教えてください。
Y.O.:基本的には難しい案件が多く、中には複数チームにわたるような大規模プロジェクト、小さなミスが他チームにも影響するようなプロジェクトもあります。非常にプレッシャーが大きいのですが、その中でやり遂げた時の達成感・開放感は凄まじいものがあります。また、お客様からの声も入ってきやすく、ポジティブなお声をいただいた時は「やって良かったな」と感じますね。
組織に新しいものをもたらしてくれる方と、ぜひ一緒に働きたい
今後、どんな方と一緒に働きたいですか?
Y.O.:SBIシンプレクス・ソリューションズでは独自のコアバリューを設定しています。「Team Unity /ワンチーム」「Initiative / 常に自分から一歩踏み出す」「Mutual Respect / 互いの能力を尊重しあう」(詳細はこちら)というものなのですが、まずはそこに賛同いただける方が大前提ですね。その上で私としては、受け身ではなく積極的に動いてくれる方、あとは組織に新しいものをもたらしてくれる方と、ぜひ一緒に働きたいと思います。
最後に、応募を検討している方にメッセージをお願いします。
Y.O.:最初にお伝えしました通り、案件ごとにお客様先に出るわけではなく、自社内で働けるので、自分の出した結果がダイレクトに評価される会社です。もちろん、色々な技術力が求められる難しさもありますが、それらを超えたところに大きなやりがいを感じることができると思います。